今日、大事な可愛いわが子を7匹も・・・
あたしが殺してしまった・・・。
こんな暑い日に、日陰にするカバーをかけ忘れて日中を過ごさせてしまったのだ・・・。
熱い水の中でさぞ、苦しかったことだろう。
午後、気づいたときには、水槽の中には変わり果てた子ども達がいた。
なんとか瀕死の状態ではあったが生きていた3匹を急いで部屋へ居れ、
新しい水と食塩、そして白点病の薬を少し入れた別水槽へ放流。
(3匹のうち、特に俵は体中から泡を出し、生きているのが不思議なほど衰弱していた・・・)
命はあるが、動かない。
謝っても許されないことをしてしまった。
苦しませてしまった7匹は何度も謝りながら、家の近くに埋めた。
自分に対する腹立たしい想いでいっぱいだった。
あたしの行動を振り返る。
確かに、今朝は自治会の仕事があり、役員と言うこともあり朝からせわしなく、焦りながら動いていた。
9月に入り、今年の夏を無事超えることができたと高をくくっていた。
自分の夏ばての方が重要で、金魚たちに対する対応は後手に回ってばかりだった。
思い起こせば、申し訳ないことを数知れずやってきたのだ。
もう、誰も殺してたまるもんか。
夕方、3匹は落ち着きを取り戻してくれた。
呼びかけると応じることもできるようになった。
泳ぎ方もいつものように戻った。
何度もありがとうとごめんねを繰り返した。
今年の春生まれた子はたった1匹。
去年の春に生まれた子はたった4匹しかもういない。
今朝は元気だった子達を、不注意で殺したのはあたし。
失った命を取り戻すことはできない。
だから、今ある命を全力で守る。
あたしにはそれしかできない。